Linuxのブラウザでハードウェアデコードを有効にする
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#Linux #Chrome #Chromium #Firefox

ThinkBook 13s Gen3(Ryzen7 5800U/Arch Linux)と、ミニPC(Intel N95/Arch Linux)で確認しました。
デスクトップ環境はPlasma 6、Waylandです。

ドライバのインストール

ArchWiki を参考にドライバをインストールします。
vainfoコマンドでハードウェアデコードが使用可能なことを確認します。

Chrome/Chromiumの場合

起動時に--enable-features=VaapiVideoDecodeLinuxGLフラグを付け加えます。
AMDGPUでは動作せず、IntelGPUでのみ動作します。

Arch Linuxでのフラグの設定

~/.config/chrome-flags.confもしくは~/.config/chromium-flags.confに以下の内容を記述する

--enable-features=VaapiVideoDecodeLinuxGL

Firefoxの場合

サンドボックスを無効にする必要があるので非推奨です

about:configmedia.ffmpeg.vaapi.enabledをtrueにします。
環境変数にMOZ_DISABLE_RDD_SANDBOX=1を設定してFirefoxを起動します。

※追記(2022/09/01)
最近のバージョンではサンドボックスを無効にしなくても動作すると思われます。

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